RubberSoul
<レコーディングデータ>
65年の10月から約1ヶ月に渡ってレコーディングが行われた。このころからライブで演奏するのが困難な曲が多数出現する(現代では可能だが・・)。あまりに自由の利かない生活に嫌気が差してきたビートルズであったが、それは徐々にライブを減らし、レコーディングの時間を増やしていくことになる。もうライブへの未練はなくなっていたのだ。
アルバムタイトルはそれまでビートルズの名前や収録曲からとっていた今までと違い、独自のタイトルをつけることになった。アイドルではなくアーティストとしての風格が現れ始めたのである。このアルバムはトータルアルバムであったのでそれも意識されたからであろう。
それまでのいわゆる「リバプール・サウンド」はなくなり、新しい音楽に挑戦していった。インド楽器の使用や、シャンソンやモータウン風の曲の挑戦など、明らかに曲調が変わってきた。

<ジャケット写真>
楽曲同様、ジャケットにもこだわりを見せ始めた。撮影者はまたロバート・フリーマンであったが、メンバーが撮影写真の中から選ぶために改めて会したとき、たまたまスライドで映し出された白のボール紙が歪んでいたため、メンバーの顔も歪んでしまった。しかしメンバーはそれを非常に気に入り、ジャケット写真に決定したわけである。
(CP32-5326)
イギリス発売 1965/12/3


<楽曲解説>
1.Drive My Car

ジョンが特に好んで聴いていたモータウン風の曲で、ジョンとポールの共作。

8.What Goes On
この曲で初めてリンゴの名前が作者のクレジットに名を連ねた。が、ほとんどの部分はジョンが作り、ミドル部の8小節だけポールと共作った。ボーカルはリンゴ。
2.Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
ジョンの作品。妻のシンシアに内緒で書いた他の女性の曲らしく、歌詞が難解。この曲でシタールがオーバーダビングされている。
9.Girl
ジョンの作品。この曲はジョンがあるキリスト教の本からヒントを得て自らの思想を述べた作品である。また、ブレスの音の部分でマリファナを吸っているのでは?と話題になった。
3.You Won't See Me
ポールの作品。ハイハット・シンバルが多重録音されている。この曲でオルガンを弾いているのは、ロードマネージャーのマル・エバンス。
10.I'm Looking Through You
ポールが当時付き合っていたジェーン・アッシャーと、一時期別居をしていたときに書いた曲。リンゴがハモンド・オルガンを弾いている。
4.Nowhere Man
日本語タイトル「ひとりぼっちのあいつ」。この頃からジョンはマリファナやLSDを使い始めていた。そんな自分自身を歌ったもの。
11.In My Life
ジョンの作品で、故郷リバプールのことを歌っている。感想のピアノは、ジョンがエイザベス調のピアノが欲しいという要望で、ジョージ・マーティンが演奏している。
5.Think For Yourself
ジョージの作品。隠し味としてオルガンも使われている。
12.Wait
ジョンとポールの共作。この曲だけは以前のロックンロールなサウンドで作られている。
6.The Word
ジョンとポールの共作。2人が一緒に作った曲はたいてい2人で歌っている。ハーモニウムという楽器が使われ、ジョージ・マーティンが演奏している。
13.If I Needed Someone
ジョージの作品。この曲でジョージは音楽家としての才能を開花し始めた。
7.Michelle
これまたポールのバラードの名作。当時としてはかなり凝ったコード進行をしている。フランス語の歌詞の部分はポールの旧友アイヴァン・ボーンの妻が書いたそうだ。
14.Run For Your Life
ジョンの作品で、エルビス・プレスリーの「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」という曲からヒントを得て作られた。





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