MAGICAL MYSTERY TOUR
<レコーディングデータ>
このアルバムは映画「MAGICAL MYSTERY TOUR」のサントラ盤として発売されたが、オリジナルはEP2枚組で発売されている。1〜6までが実際に映画で使われた新曲である。後半の5曲はアメリカ編集盤の「MAGICAL MYSTERY TOUR」に収録されていた当時のシングル曲を入れた。
映画で使用された6曲は、「サージェント・ペパーズ」同様、様々な実験が試みられた。また、ポールの「The Fool On The Hill」はメロディアスであり、ジョンの「I Am The Walrus」は当時のサイケデリック思考が高い。他のミュージシャンに多大なる影響を与えたのである。
ジョージ・マーティンもアレンジ面で多大なる影響力を持っていた。4トラックだった時代の音としては画期的だった。しかし、その4トラック時代もまもなく幕を閉じ、8トラックの時代がやってくることになる。それによりビートルズの音楽的実験はこのアルバムで終わりを迎えたのである。

<ジャケット写真>
「I Am The Walrus」でセイウチのぬいぐるみ着たビートルズの写真で、黒のコスチュームはポールである。ポールが黒のぬいぐるみであること、そして、「Your Mother Should Know」での衣装につけているバラの花がポールだけ黒だったことから、このジャケ写も「ポール死亡説」の1つとみなされた。
(CP32-5334)


<楽曲解説>
1.Magical Mystery Tour

映画のタイトルチューンのこの曲はポール作。マネージャーのマル・エバンスとニール・アスピノルも参加している。

7.Hello Goodbay
ポールの曲で、シングルとしてリリースされた。歌詞はとても簡単で覚えやすいが、アレンジは凝ってある。
2.The Fool On The Hill
ポールの作品。この曲で使われているピアノ、フルート、リコーダー、ベースはすべてポールが演奏している。その他ジョンとジョージはハーモニカ、リンゴはフィンガー・シンバルを演奏している。
8.Strawberry Fields Forever
ジョンの作品。「Strawberry Fields」というリバプールの孤児院の名前から作られた。「Penny Lane」とともにシングルとして発売。
3.Flying
ビートルズにとって初めてのインストの曲。4人の共作としても初めてである。映画ではこの曲の時カラフルな映像が流れるのだが、公開当初白黒だったためその効果は見せられなかった。
9.Penny Lane
ポールの作品。「Strawberry Fields Forever」のシングルB面に収められた。Penny Laneもリバプールの地名で、リバプールの町並みを歌っている。
4.Blue Jay Way
ジョージの曲。ビートルズの広報担当(後にアップルの重役)であるデレク・テイラーと待ち合わせをしたときにデレクが道に迷ったことを書いた曲である。ジョージのボーカルはフランシング効果というもので作られている。
10.Baby You're a Rich Man
ジョンとポールが作った別々の曲をつなぎ合わせて作った曲。冒頭がジョンで、ミドル部分がポールである。
5.Your Mother Should Know
ポールお得意のボードビル風な曲。映画では最後のクライマックスに使われた。
11.All You Need Is Love
※Yellow Submarine参照
6.I Am The Walrus
ジョンのサイケな作品。ボーカルには特殊効果がある。また歌詞も独特で不思議な雰囲気の曲である。





Flaming Pie